ホクロの治療法について

形成外科について > ホクロの治療法について/ホクロ・イボ(腫瘍性)の手術

Q.
 鼻の横に丸くて黒いホクロがあります。写真を撮ると黒豆が付いているみたいです。
簡単にとれますか?(35歳 女性)
A.
 顔のホクロが気になる時は、手術をおすすめします。
 形成外科では、体の表面にある大小のホクロやイボを手術で取り除きます。局所麻酔の手術なので、15分ほどで終わります。また、ごくまれにですが悪性のホクロもあるので、組織検査もしておくと安心です。
 顔のホクロは、1週間後の抜糸までは絆創膏で保護していただきますが、数ヶ月すると、ホクロがあったことも忘れてしまう人が多いです。

 ホクロやイボは、体表面のいろいろな所に、いろいろな大きさのものがあります。ホクロの手術は、大きさとどこにあるかによって、手術方法が決まります。 診察の上ご説明します。  基本的な手術方法は、局所麻酔を注射して木の葉型に切除し、ていねいに縫合するというもので、時間的には15~30分くらいです。通常、翌日の診察で問題なければ、翌日からシャワーの許可が出ます。抜糸は1~2週間後になります。ただし、2ミリ以下の小さいものは、丸くくりぬく手術か電気メスで焼く手術を行うこともあります。
 手術後の過ごし方は、手術時に詳しくご説明します。ご心配なことがありましたらスタッフにお尋ねください。
 切除したできもの(腫瘍)は、悪性(がん)ではないか確認のために組織検査を行います。
 手術の傷痕は残りますが、その痕をなるべく目立たないようにするのが形成外科の仕事です。
 抜糸直後の傷は赤みがあり硬いですが、数ヶ月経つと白く柔らかくなります。
 男性はヒゲ剃りの邪魔になったり、女性はメイクの時に気になるようであれば手術をおすすめします。
 高齢者のホクロやイボは悪性化することも多いので、早めに除去をしましょう。